長期優良住宅を視野に入れた工事がいよいよ始まりました。
工事前に住宅性能評価機関のハウスプラス住宅保障の西田さんと打合せした中で、現行ハリマハウスの仕様でネックになっている「維持管理への配慮」の等級3をクリアするために、給排水管をベタ基礎コンクリート内に入れず、ベタ基礎コンクリート上を這わせ外へ出すように設計しました。そして点検口を設け床下空間から清掃、点検、補修が容易に出来る構造になっています。
そのために地盤面(GL)よりベタ基礎コンクリート面が下がるため、基礎内部に水が入らぬようにベタ基礎一体打ち工法としました。
床下空間を500㍉設け、そしてその上に蓄熱床を設置して、太陽熱をダイレクに取込み蓄熱する蓄熱式床暖房としての役割と、夏期は蓄冷床に利用しています。
夏期は夜間通風から冷気を蓄冷床に蓄冷し、さらに深夜電力を使いヒートポンプで蓄冷床に冷水を流し蓄冷して、昼間の涼房空間に利用します。窓を開け風を通して自然の涼しさを生み出せる仕組になっています。
今後その工程を順次紹介してゆきます。