建前決行
M邸の「建前」決行日でした。
大工さん5名
板金屋さん1名
微力ながらの私を含め、作業員計7名
レッカー車両クレーンオペレーターさん1名
交通誘導員さん2名
本日の天気予報は15時過ぎから小雨が予想されています。
しかし、予想に反し
10時過ぎから小雨が降り始めます。
計60石の追加木材搬入車両、3台が現場近くで待機しています。
各階の柱・桁・剛床材を並べる作業手順に合わせ
タイミング良く搬入車両へのタイミングを誘導し
クレーンオペレーターさんへ吊り下げ位置を誘導します。
私の誘導車両配車ミスリードもあり、吊り下げ順の前後が発生しました。
が、作業員さん達のお見事なフォローで降雨にもかかわらず、円滑な作業が行われました。
降雨に負けない、折れない
絶対法則があります。
それは、「勢い」です。
現場内、誰ひとり
みんな絶対に思っていたけど口にはしない
「ひと休みしよう…」
と言葉に出しません。
10時の小休止、お昼休み
文字通り、「ぶっ通し」です。
休んでしまうと、
気力が萎えてしまうのです。
降雨での高所作業などの過酷な作業環境では、
「ひと休み」はたちまち戦意喪失作用をもたらします。
勢いで押すべきな場面なのです。
これは現場作業を体感している者なら共感していただけると思います。
現場内には一切の士気を切らす言葉はありません。
14時過ぎに作業は終了しました。
レッカー車両の吊り込み作業でしたので、
作業中はブルーシートで設雨よけ屋根仮設は行えませんでした。
とにかく、「一刻も早く作業を終了し、ブルーシートで雨よけを行う」
その気持ちが勝ります。
M様は作業後に上棟式を執り行って下さいました。
(雨中での建前作業が決行されしまったことを嘆かれていらっしゃるのでは…)
これは私の正直な内心です。
しかしM様は上棟式で各作業員さん達を労ってくださいました。
現場管理者として、
M様のご配慮に心から感謝しております。
本日の建前決行した決断は正しいことではなかったのかも知れません。
しかし、間違っていたとも思っていません。
怪我もなく、無事に終了しました。
(正直、くたくたです 笑)
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