現場で勉強しています

お久しぶりです。ハリマハウス橋本です。前回の記事で紹介しました東京都八王子市内で建築中の家ですが、あれから2ヶ月近く経ち、本日上棟式を行うこととなりました。（私は留守番ですが…）
この家の工事図面も私が作成したのですが、今回は北側斜線などの影響で、前回工事図面を作成した家と比べて屋根が複雑な形状になっています。
私が入社してから関わった家の場合、屋根はシンプルな形状のものが多かったこともあり、今回は特に苦労しましたが、幸いにもハリマハウスでは似たような形状の家を以前建てた事があり（私の入社前ですが）、その図面を参考にすることが出来ました。そして、今回担当する大工の棟梁も、その家を建てた方なので安心しました。
そうして図面を完成させて棟梁に無事に図面を渡すことができ、木工事が始まりました。
だいぶ前に「現場が見たい」と書いた埼玉県の現場は、会社から遠いこともありまだ見にいけていませんが、今回の八王子市の現場は会社からとても近いため、毎週のように現場に足を運んでいます。
現場を見るのは、もちろん仕事の合間の息抜きという意味もあるのですが、それ以上に建物の構造や詳細な納まりを理解する必要があるからです。
ハリマハウスは社内に現場監督がいて、棟梁を始め職人さん達も長い付き合いの方が多いため、設計事務所などと比べた場合、現場との距離が近いと思います。
それはとてもいいことなのですが、そのような環境のため設計図は必要最小限の内容となってしまいます。
そのため、細かい部分の納まりや形状が良くわからないということも度々あり、その勉強のために現場で実際に建てられた家の構造を見ています。
最近はよく現場に行くようになったこともあり、棟梁と話す機会も増えました。
図面の分かり難さや間違いを指摘されることもありますが、詳細な納まりや、アイデアなどを教えてもらったりもしています。
実際に建物（構造）をみると、机の上で考えていてもなかなか分からない部分が一目で理解でき、とても勉強になります。現場で教わったことを、次の図面作成に生かせるようにしたいと思います。