目に見えないデザイン

ハリマハウスの関山です。
今回は目に見えないデザインについてです。
最近、すっかり夏の様相になってきましたね。
ハリマハウスの展示場では、夏は基本的には風を取り入れて過ごします。
窓から入り込む、風がとても心地良く、そこでは自然の快適さを感じることができます。
答えはそれぞれあると思いますが、住宅の良し悪しは皆様、どのように判断されていますでしょうか？
見た目、価格、数値.,機能性、設備、ブランド　等等・・・・・・
例えば外見の印象の９０％以上は出会って3分以内に定着するそうです。
建物にとっても外観上のデザインというものはもちろん重要な要素です。
しかし何年も何年も長い月日を寄り添う、大切な我が家。
外観だけで決めてしまうのはあまりにもったいないと思います。
というのも
デザインには表面的なものだけでなく、もっと広義には、
目に見えないデザインもあると思うからです。
通常　毎日の生活において、何か外部にある刺激を受けるとき、
視覚、聴覚、嗅覚　味覚　触覚等、様々な影響を受けています。
例えば普段、音楽を聴くとき目に見えないものに心を動かされ感動をすることがあります。
また季節の花の香りで、深い安らぎを得ることもあります。
見えないもののを要因としていかに、毎日の生活が日常から深く影響を受けているかという事があります。
家は写真や絵画と違って平面的なものだけではありません。
立体的に構成されています。
また一時的に身を置く壁と屋根で構成された物体としての箱ではなく。
毎日の生活を彩る。人が住む場所でなくてはなりません。
そこでは自然との関係も設計の中に考慮しなければなりません。
そこでは自然をデザインします。
家の中にどう風を取り入れるのか？という風の流れのデザイン。
季節の気温、湿度、対流等、時に厳しい環境となることとなる外的自然の現象とどう折り合いをつけていくのか？という温熱環境のデザイン。
家を考える時に表面的なデザインだけでなく、
そんな目に見えないデザインも感じて頂けたらと思っています。