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同じ温度でも「感じ方」が違うと・・

公開日: : 温度

「なぜ自然が快適だと思う?」
社長は私にこう切り出しました。
(・・・)  
私は改めて考え直してしまいます。
ハリマハウスの「家創り」、つまり社長の思想について。
私は勘違いをしていた模様です・・。
質問に対し、私がザッと考えていたものはこうでした。
 ・家全体の外壁面建材・サッシなど、高断熱性能建材を採用
  (外気温度の室内への干渉を防ぐ)
 ・建築工程で気密を高めてあげる(スキマを排除)
  (室温を逃さない)
 ・室内フロア (例 1階床) 全体を床暖房運転・蓄熱後、運転停止
  (気密を高めた効果により、外気温の干渉が減少し、
   設定快適温度が維持され易い)
 ・冷暖房機能の連続運転時間の短縮により、エネルギー消費量減少
  (効率の向上)
 ・エコロジーへの貢献
  (自然が快適)
以上のニュアンスで社長へ回答しました。
回答中、私は『自然が快適』からかけ離れてしまっているのを感じました。
『自然が快適』という言葉は、「暑さ・寒さをまんま受け入れる」事では・・?
それでは次世代住宅として、全く説得力がありません。
(となれば、正答はなんだ?) 
私は社長の意図する『自然が快適』と言う言葉の中の、 「自然」と言う対象を履き違えていました。
「熱」の伝わり方には、3種類あるそうです。
 ・伝導
   固体・気体・液体などの物質の中を伝わっていく。
 ・対流
   水・空気は温まると上昇し、冷えると下降する。
   これは対流と言われ、この現象と共に熱が移動する。
   
 ・放射 (輻射)
   「熱線」によって熱が伝わる。 (熱線とは赤外線【電磁波の一種】) 
   温度の高い方から低い方へ熱線は伝わる。
   熱を発生するものからは必ず放射さている。
   物体に吸収されると分子や原子に運動エネルギーを与え、
   輻射熱を発生させる。

   (太陽光には赤外線(電磁波)も含まれ、太陽がもたらす熱放射と言う現象は
    熱が電磁波として運ばれて来る)
これらを踏まえ、実生活での私の「感じ方」を考えて見ました。
伝導熱・対流熱とは、表面的な熱の感触であり、一時的・・・
放射熱とは、内部にまで到達し、持続性がある・・・

たとえ数字上は同温度であっても、感じ方(快適度)は違っている様です。
「放射と言う作用には、分子や原子に運動エネルギーを与えている・・」
ここには意味がありそうです・・。
太陽の恩恵は、光や熱だけではありませんでした。
実は私の細胞の隅々まで揺さぶっていたのです。
本能的に放射(輻射)熱を快適だと思えてしまう のは、
そんな理由からかも知れません。

ハリマハウスの家創り思想。
建築体に高断熱・高気密性能を持たせ、放射(輻射)熱を利用する。
「自然が快適」
展示場の体感は自然です・・   

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